組織は生きものです。時代が求める形に常に変えていかなければなりません。そして組織が大きくなればなるほど、沢山の縦軸・横軸が出来、複雑に入り組んでいきます。
この縦軸と横軸が交わる「交差点」を如何に管理するか?が、「縦組織」から縦軸と横軸が繋がった「提灯」のような「理想の形の組織」にする大きなポイントになります。
特に注意しなければならないことは「横軸」は企業風土や信頼関係などで「形が無いこと」です。「組織という形がある縦軸」と「企業風土や信頼関係という形が無い横軸」が交わる「交差点」を管理するには、縦軸の仕組みの問題点を見直し、解消しなければなりません。
何故なら問題点を引きずった仕組みでは、信頼関係は生まれてこないと共に、縦組織の一番の課題である「利権問題」が解消されないからです。
この「交差点」をしっかりと管理するには、行政では、問題点を抽出し、解消し、仕組みを見直す「行政改革」を行わなければなりません。
そして一番大切なことは、国民がこの縦横の仕組みを、しっかりと検証出来る形を整えなければなりません。それが国民主権を守る大きな第一歩と考えます。