観光思考 ⑶

飛騨地方の祭りは「五穀豊穣と共に神域 ( 神社 ) のパワーを維持し守ること」にあると考えます。この飛騨地方にある神社の数は400社を超え、その神域から発せられるパワーが「飛騨文化」を生み出す大きな力になったと考えます。

そして今、飛騨が世界の観光客から脚光を浴びる様になった要因の一つが、この「沢山の神域 ( 神社 ) から発せられるパワー」にあると考えます。このパワーの源である神域 ( 神社 ) を大切に守って来た飛騨の人々の敬神の心が、今、花開いているのです。

観光とは先人が作り上げた文化を維持しながら、時代が求める形に変えて行かなければ、集客は出来ないと考えます。

この先人が築き上げた「飛騨文化」の素晴らしさを、飛騨の人々が本当の意味で知ることが出来れば、時代が求める観光地に脱皮することが出来ると確信しております。その意味でも「匠文化」「祭り文化」を融合した、新しい形の「飛騨文化の仕組みづくり」が重要になると考えます。

その一つの例として「企業活性化」があります。問題点を見出し、仕組みとして解消し、従業員の意識改革を進めることで、企業風土や業績が大幅に改善され、時代が求める企業へと脱皮する事が出来ます。

このことは飛騨地方の問題ではなく、全国の祭り文化など多くの文化を継承して行くには、時代が求める形に変えるための「仕組みづくり」が重要だと考えます。

    文化とは  心の絆  結び付け

     安らぎ与え  明日の英気に

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