灯文化

今月15日、高山市に新店舗開店に向けて準備をしております。そのお店とは高山提灯の「あかりの蔵」と言い、高山市では、はじめての「提灯専門店」です。このお店はコンサルをしている岐阜市の会社が高山市に(株)高山提灯を設立し開店しました。

岐阜市は「長良川鵜飼」が有名で、屋形船で沢山の提灯が使用されています。岐阜市で生産される「盆提灯」は「岐阜提灯」として全国的に有名です。

しかし「盆提灯」の需要は、生活様式の変化により、全国的に減少して来ております。

この提灯文化を如何に守るか?眼を付けたのが飛騨の祭り提灯でした。飛騨では、4月14.15日の「春の高山祭」9月9.10日「秋の高山祭」など、400社余りの神社があり、祭りは盛大に行われます。

この祭りでは、提灯は神々をお導きする大切な神具です。このことから籏下には、大きな辻提灯が掛けられ、屋台には沢山の提灯が灯されます。又それぞれの家には「献燈」と書かれた提灯を飾ります。

この提灯の弱点は雨に弱いことでした。この大きな課題を解消する「雨に強く、配線が不要で、和紙出来た楽々提灯」を全国ではじめて開発しました。

この「楽々提灯」で、新しい灯文化が生まれることを願うばかりです。

   闇夜でも 足元照らす 火が一つ

    灯文化が  先を照らして

f:id:swnm8:20191208221625j:image

日本三大美祭と言われる「高山祭りの夜祭」です。