乗り物 3. バス

乗用車が普及していなかった子供の頃の移動手段は全て「バス」でした。「田舎のバスはオンボロ車、タイヤはつぎだらけで窓は閉まらない…」と「田舎のバス」で中村メイ子さんが歌われました。その通りで道路は未舗装でカーブが多く、右へ左へと本当によく揺れました。そして今は、バスから一人車一台という夢のような車社会になりました、

一番長く「バス」に揺られたのは、松江市での講演の帰り、出雲大社にお参りに行った時です。この時、東京での仕事が入っていたことから、長距離バスを利用することにしました。出雲市から新宿までに要した時間は16時間でした。この頃はまだ山陰・山陽地方を横断する高速道路は無く、一般道を走り山陽道に入りましたが、よく揺れたことは覚えています。

コロナ感染拡大の前は東京へ行く時、高山から新宿行きの高速バスを利用しましたが、今は、長距離バスに揺られることは無くなりました。

人が閃く所は「枕の上・馬の背・厠」と言われますが、馬の背は車に変わりました。道路も車も良くなりましたが、それが果たして、この閃きにつながるのでしょうか?

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ネットの写真を借用しました。