列車で一番揺られたのは、秋田県鹿角市へ仕事に行った時です。高山駅から普通列車に乗り、大阪発の寝台特急「日本海」に富山駅から大館駅まで、約12時間余り列車に揺られました。しかし、山陽新幹線・東北新幹線・上越新幹線など各地で新幹線が走るようになったことで、残念ながら寝台特急は消えて行きました。
寝台特急で揺られる旅は、人生を大きく左右する波でした。何故ならこの寝台特急「日本海」のお陰で「樽式活性化法」が閃くヒントになりました。
全国の色々な列車に乗りましたが、この列車の車両からJR各社の特徴が見えて来ます。「速く目的地に着く」というビジネス優先は「JR東海」です。次が「JR東日本」と「JR西日本」です。
このJRの中で特異なのが「JR九州」と「JR北海道」「JR四国」です。この3社は、目的地に速く着くことよりも「列車で旅を楽しむ」という熟年層には最高の列車です。
こんな個性的な列車に揺られていると、不思議なことに、色々な閃きが生まれて来ます。正に「環境が人を育てる」そのものです。
高山線にも、この7月1日から新型車両の「特急ひだ」が投入されますが、これも又楽しみです。
高山駅で新型「特急ひだ」を撮って来ました。