変化 62. 行政の樽 ⑴ タガ

今回、次のような「行政の樽」を考案しました。この「行政の樽」で注目すべき点は、「側板」と「タガ」そして「フタ」「竹釘」です。

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明治維新で生まれた、この「行政の樽」も、150年と長年に亘り使われて来たことで、「形あるものは、風化して行く」と言われる様に、この「行政の樽」も、風化し、ガタが来ている状態と考えます。

このまま、使用すれば「酒の中身→行政サービスの質」の低下は進むばかりです。特に早く痛むのは、この「側板」と「タガ」「フタ」です。

「側板」は「公務員」ですが、最大の課題は「側板の長さ→意識」です。この「側板」の「意識改革」は、活性化を進める上で、一番難しい課題です。何故なら「他人の心は変えることが出来ない」からです。

しかし「意識改革」をしなければ、活性化は絶対成功しません。形だけの活性化で終わってしまうのです。さて、どうすれば良いのか?それを行うには「問題点を抽出し、仕組みの不備を知ること」です。この「側板」は次回に投稿します。

樽の形を保つために、大きな役割を担う「タガ」は、竹で出来ています。「タガ」に使用される竹は、3年ほどの扱い易い若い竹が使用されます。しかし年月が経つと、この竹は油が抜け、ボソボソになってしまい、「タガ」の役割を果たすことが出来なくなってしまいます。

この竹で出来た「タガ」は、強い反発力を持ち、安易に扱うと大怪我をしてしまいます。この「タガ」とは、「企業の樽」では「管理職」で、「側板が緩まないか?常に監視する役割」です。「行政の樽」.では「議員の責務の一部と官僚」です。

「タガは上から落ちる」と言われますが、中身の酒の量が減っていくと、「側板」が乾燥し、「タガ」が緩んでいくのです。テレビなどで、何処かで見かける光景です。

過去の例では、酒の中身が泡で一杯になっているのに、酒は満杯になつていると大きな間違いをしてしまい「バブルが崩壊」して、日本経済に大きな爪痕を残してしまいました。「タガ」が、中身と側板の状態を常に監視しないと、大きな間違いが発生する可能性を秘めています。

                  続く

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高山市国府町「宇津江四十八滝」で撮りました。