今年喜寿を迎え、歳を重ねて来ますと「人生は己との闘い」という意味が、実感としてヒシヒシと伝わって来ます。
では何故「己との闘い」をしなければならないのでしょうか?この「己との闘い」とは、言葉を変えれば「生命を維持し生きるための闘い」です。
今、新型コロナウイルスの感染拡大で、経営環境も生活環境も大きく変化し、正に真っ暗なトンネルの中で、多くの国民が右往左往している様な状態です。この様な厳しい生活環境の中で、生き残るためは、さてどうすればよいのでしょうか?
そのためには、一歩でも前に進まなければなりません。しかし、前に進むにも「本当に前に進んでよいのか?」など色々な面で、己との格闘をしなければなりません。
この時「最大の武器」となるのが「健康と経験知という武器」です。しかし体調が悪ければ、前に進もうとする勇気をも封鎖してしまいます。又経験知という知恵を活かすことが出来なければ、暗黒の中での恐怖心からパニック状態に陥ってしまい、この最大の武器も全く役立たずになってしまいます。
この様に、今回の新型コロナウイルス感染拡大は「日々の己との闘いとは何か?その闘いをするための武器とは何か?」を身を持って知ることが出来る良き機会と考えます。
私達は今まで、余りにも不自由のない生活環境に慣れ親しんで来たことから「日々己との闘いをしている」という実感が湧いて来ませんでした。しかし実際には、日々この様に「己との闘い」をしているのです。
特に注意すべきは、情報社会となり、この「情報」に振り回される傾向にあります。しかし「情報」とは「経験知を呼び起こすための一つの手段」であり、経験知に勝る武器は無いと知ることです。
この人生との闘いを続け、勝ち続けるためには、しっかりと「健康と経験知という武器」の重要性に気付き、この「武器」を活かせる様にしなければなりません。
次回から「健康と経験知という武器の管理」について具体的にお話しさせていただきます。
続く
ウイルスの ワクチンよりも 身を守る
武器の存在 知らぬは地獄