ドラマ「病院の治しかた」に学ぶ ⑵

第2回のドラマから感じた事が2つあります。

1つは「医療業務管理システムの欠如」です。2つ目は「銀行マンのコンサル能力の欠如」です。

まず1の「医療業務管理システムの欠如」

このシステムとは「業務の流れと責任を明確化にする事」です。このシステムは全国の病院が抱える一番大きな課題と考えます。何故なら日本にモデルとした「医療業務管理システム」があっても、その構築法など具合的な内容まで公開されていない事です。

私が取り組んでいる病院も同様で、構築法など細部に亘る内容の本を発刊しておりますが、公開は中々壁があって難しいのが現実です。

「医療業務管理システム」のもう一つの課題は「継続的改善をどう進めるか?」です。当社ではISO9000( 国際品質管理システム)を活用しておりますが、順調に行っております。

2つ目の「銀行マンのコンサル能力の欠如」

これは金融業界の収益悪化と銀行無用論に繋がる大きな課題です。企業経営とは「お客様との共存共栄が原則」です。この原理原則を銀行をはじめ、金融機関は、全く忘れてしまい「自分で自分の首を絞めて居る」のです。このドラマでも事務局長演じる高島政伸さんの姿からそれを見ることが出来ます。

当社では今年の秋には、銀行マンを対象とした人財育成講座「飛泉塾」を東京で開催したいと計画しております。

今回は「如何に仕組みと人財育成が大切であるか」を改めて思い知らされました。

   金は有限  知恵無限 

    仕組み生き物  手入れが勝負

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上の図の様に「医療業務管理システムと医療技術管理システム」の完成度が如何に高いかで「収益」に大きな影響を与えます。