刀匠

20代には、お客様に誘われ、古備前の刀を買い「日本刀剣会」に入り、日本刀の勉強をしました。刀には、大きく分けて「古刀・新刀・現代刀」があります。

新刀の「包丁正宗」を手に取って見た時は、少し身体が震えました。「刀匠の魂が刀に宿る」とは、このことでしようか。驚きました。

江戸時代、刀は武士の魂であり、刀を抜けば切腹でした。時代劇の切り合いはテレビの中で楽しむものです。

私は、育った神社⛩の、御神刀のお手入れを、毎年祭礼に合わせ行っております。そのお手入れをする時は、本当に緊張します。この御神刀は人間国宝の刀匠が作刀された脇差です。波紋が綺麗で、良く切れ、刀匠の魂がヒシヒシと伝わって来ます。

今は刀に触れる機会は、この御神刀のお手入れのみになりました。ぜひ、刀を観たくて参拝したい神社は、愛媛県今治市の「武具刀剣の宝庫 大山祇神社」です。

  刀匠の 魂宿る 太刀観れば 

    炎の中に  鑽輝き

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この刀は「飛州高山住 吉次作」の大刀と刀です。