大銀杏

高山市国分寺には写真のような大きな大銀杏の木があります。飛騨では、この大銀杏の葉が一度に落ちると、大雪になるという言い伝えがあります。

この大銀杏は樹齢1200年と言われ、木には女性の乳に似たコブがいくつもあり、乳の出が悪い女性がこの木を拝みに来ると、乳の出が良くなると言われます。

この国分寺の境内には、写真のような飛騨の匠の傑作「三重塔」が建っています。創建時は「七重塔」であつたと伝えられます。

本堂は重要文化財で、その他に「木造薬師如来坐像・小烏丸の太刀」など多数が重要文化財に指定されています。

この大銀杏と三重塔を眺めていますと、飛騨の匠が技を振るう姿が眼に見えるようです。

万葉集には「恋心を飛騨の匠の技に例えた歌」があります。

  かにかくに ものは思わず 飛騨びとの

    打つ墨縄の  ただ一道に

  

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