「比叡の御仏を訪ねて」

swnm82011-10-10

 昨日は、琵琶湖畔で宿をとり、延暦寺の根本中堂・大講堂などの東塔エリア、釈迦堂・常行堂などの西塔エリア、横川中堂の横川エリアを拝観しました。今日は京都大原三千院などを拝観しました。       
 今回、比叡山延暦寺に興味を持ったのは、新聞に連載されている浄土真宗の開祖親鸞上人の、比叡山で修行された足取りを少しでも知りたかったからです。常行堂では90日間の常行三昧の修行をされたとのこと、真っ暗な御堂の中で仏の姿を探し求められたその姿に、ただ合掌するばかりでした。 叉この山道を京都六角堂への百日百夜の願をかけられ、その時のそば食木像も大講堂で拝観することができました。親鸞上人が寒さ厳しい真冬に、雪の中を修行される姿を想像すると身が引き締まる思いがしました。                         

 京都大原三千院では、飛騨が生んだ茶人金森宗和の修築と言われる聚碧園・有清園と国宝を阿弥陀三尊像を拝観しましたがそのお姿に圧倒されました。                            

 この2日間で国宝・重要文化財など沢山の仏様を拝ませて頂きました。織田信長比叡山焼き討ちによって沢山の伽藍と仏様を失いました。その戦火を免れた仏様を拝観すると、先人が身を賭けて守られたその信心の深さに、ただただ感動するばかりでした。          
 この写真は拝観した国宝殿の玄関に案内ポスターが貼ってあり、そこに彼岸花が咲いていました。
     御仏に  抱かれて笑顔  彼岸花