ひな祭り

今日は桃の節句「ひな祭り」です。孫の成長を願い七段のお雛様を省略し、写真のようにお内裏のみを床間に飾りました

雪深い飛騨では「ひな祭り」は、一ヶ月遅れの4月3日です。「お雛様を4月3日を過ぎても、そのままにして置くと、娘は婚期が遅れるぞ!」とも言われました。

この「ひな祭り」が近づくと母は夜遅くまで、土雛様に口紅を塗り、頬紅を施し、眉毛を描くなどして、綺麗にお化粧をしていました。

飛騨一之宮町の水無神社では毎年4月3日に、全国から選ばれた人が「生き雛様」として着飾り「生き雛行列」が行われます。コロナの感染拡大で昨年までは中止されていましたが、今年は行われるようです。

この「ひな祭り」は雪国飛騨に春を告げる行事で「雛様見してくれ、おぞてもいいで、豆さえくれりゃ!」と歌いながら、お菓子をいただいたことが走馬灯のように流れていきます。懐かしい思い出です。

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