「まめ」

この「まめ」は大豆のことではなく「奥飛騨の方言」です。子供の頃母に連れられ、母の実家がある河合村(今は飛騨市河合町)稲越まで、神岡町山田からバスに乗り、神原峠を越え、古川駅から高山線に乗り、細江駅で降り、歩いて湯峰峠を超え稲越まで行きました。母は妹を背負い、私は姉に手を引かれ、歩いて行きました。一日がかりでした。今は車で40分ほどです。この70年ほどでタイムスリップしたようです。

そして帰る時に、お婆ちゃんが「無理するなよ。まめでなぁ!」と言わられました。この「まめ」とは奥飛騨の方言で「元気でなぁ」という意味です。今も「まめなかなぁ?」と声をかけることがありますが、使うことは少なくなって来ました。

この方言を大切に使いながら、懐かしい人生の走馬灯にして行きたいと思います。

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