自宅の近くのバス停に、昨夜8時半頃「熊」出没と、高山市からメールが入りました。この地域は幹線道路が通る住宅地です。まさかこんな住宅地に「熊」が出るとは本当に驚きです。

私が育った所は、山に囲まれた山間地でしたが「熊」を見ることはありませんでた。昔の方が「熊」が沢山生息していたはずです。

近年は何故これだけ、全国各地で「熊」の被害報告が続くのでしようか?

その最大の要因は「里山が荒れてしまったこと」です。子供の頃は、冬のストーブ用の焚き木集めに、片道1時間以上掛けて、鉄輪の荷車を引き行きました。

この頃の里山の雑木は、焚き木として伐採され、木洩れ陽が差す絵になる山々でした。

それが国内材は、安い外材に押され、戦後、カラマツや杉・檜な、国の政策で植林された木々が、手入れされることなく放置されております。

その付けで「熊」の食べ物となる木の実が育たなくなり、食べ物不足から「熊」が食べ物を求めて、里に出る様になったのです。

里山をはじめ、山々が荒れ果てることで、本来、山が持つ保水能力が大幅に減少し、洪水や土砂災害の大きな要因となっています。

この「熊」の出没は、山林管理の大切さを、私達に教えてくれているのではないでしょうか?

   山林に 守られ生きる こと忘れ

     熊が教える 山の怒りを 

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