「除夜の鐘響く夜半こそ静かなれ」

除夜の鐘響く夜半こそ静かなれ
『“除夜の鐘(かね)響く夜半(よわ)こそ静かなれ 新しき年安き祈りて”
来年の安らかなる年を願って短歌を作りました。今年は希に見る激動の一年であったと思います。「千年・百年単位で時代は大きく変わる」と言われますが、この21世紀は千年と百年が重なった年であり、激動の年になることは当然のことです。この激動期はまだまだ続くのではないかと考えます。世界各地ではアフガニスタンに代表されるような内乱がまだ続き、国内においては民主党が政権を取っても、その政権が安定するまでにはまだ時間がかかることは間違いありません。又、失業率が5%を越える等、就業関係は希に見る厳しいものがあります。それが1つの要因とは言えませんが見るに堪えない凶悪事件が多発しております。
地球上で霊長類と言われる人間が互いに私利私欲のために戦い、一般市民をも巻き込んだ戦いをするのはなぜなのでしょうか?先日の雑誌にこんなことが書いてありました。それを要約すると次の通りです。「アフリカにおいてマラリアを撲滅することに成功したが、今度は人口が増えすぎて飢餓が発生し食糧争いが始まった。何を撲滅すれば本当に幸せが訪れるのか?」と。
この記事を読んで考えさせられました。人間の幸せとは何なのか?今大きな問題になっている新型インフルエンザを撲滅すれば本当に幸せが来るのでしょうか? 又、次に新しい病原体ウイルスが発生し、人類を苦しめることは間違いありません。決して避けて通ることが出来ないのが病との戦いです。この病も肉体的な病は、当然のこととしても、心の病は出来るだけ罹らないようにしていきたいと思っております。そのためには常に夢を持ち、その夢に挑戦していくことが大切であり、来年もその夢に挑戦していきたいと思っております。来年も皆様と共に良き年であることを願っております。』