28. 平均寿命

日本人の平均寿命は男性が81.09歳、女性が87.14歳と、世界でも最も平均寿命が高い長寿国の一つです。時代を遡り平均寿命を調べる「縄文時代31歳、弥生時代30歳、室町時代33歳、江戸時代45歳」となっています。

この平均寿命の算出方法は、生まれた0歳児が何年生きるか?の計算であり、縄文時代など医学発展していなかった時代は、乳幼児の死亡率が大変高かったと言われます。このことから平均寿命が30代前後と低くなっています。

もう一つの測定法は、20歳の人がこれから何年生きることが出来るのかで測る「平均余命法」です。この方法を用いると、縄文時代の1/3前後の人が65歳以上まで長生きしたのではないかとも言われます。

縄文時代弥生時代室町時代・江戸時代の平均寿命を観ると、稲作により大幅な食の改善がされた弥生時代室町時代になっても平均寿命が変わらないのは、争いによる死者数の増加が影響しているのだはないかと考えます。それを謙虚に現しているのが、争いの無かった江戸時代の大幅な平均寿命の向上です。

先進国の多くが少子化の課題で苦しんでいる中で、それを解消するために争いの無い世界を築き上げなければなりません。それには21世紀のリーダーとなる「文化覇権国家」が生まれることです。この「文化覇権国家」になれるのは日本だけです。

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苔川で撮りました。