夏休み

毎日暑い日が続いていますが、やっと昨日、中国・近畿・東海地方の梅雨明けとなりました。これから本格的な猛暑が続きます。

そして昨日から「夏休み」です。この夏休みの懐かしい思い出は「草刈り」です。朝起きると母が「さあ!草刈りに行くぞ」と言われます。

「今日も又」と嫌な顔をすると「草を刈って堆肥にするんや。肥料は高くてなかなか買えんでなあ」と言われました。

この頃の草刈りは里山の草刈りでした。この里山の草刈りをすることで、熊などの野生動物が里に下りてこないようにするための防波堤となっていました。

それが今はこの里山の草刈りをしないことで、山は荒れ果ててしまい、熊などの侵入を防ぐ防波堤が無くなってしまい、住宅地まで熊が現れるようになったのです。

今はホームセンターなどに行けば、色々な肥料や堆肥まで売っています。しかし子供の頃の肥料となるものは、草や稲藁や落ち葉などでした。

ジリジリと真夏の陽が差す厳しい中での草刈りは、なかなか大変な仕事でした。時には大きなシマヘビや青大将・マムシなどの蛇が現れました。

そんな時母は「ごめんな。お前たちに怪我をさせないように注意して草刈りをするからな」と蛇などの生き物に声を掛けながら鎌を使って草刈りをされました。

この生き物を敬うことで、マムシに噛まれるなどの怪我はしませんでした。懐かしい思い出です。

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