列車の旅 2.特急あずさ号

45年ほど前、経営コンサルタントになる夢見て東京に行っていた頃は、まだ安房トンネルが開通していなかったことから、曲がりくねった険しい安房峠を超えて塩尻駅まで行きました。駅の近くに駐車場を借り、回数券を購入し「特急あずさ号」で塩尻駅から新宿駅まで約2時間40分ほどかけて行きました。

この「特急あずさ号」での情けない思い出は、駅弁で食あたりになったことです。新宿駅で駅弁を買い、食べましたが、八王子駅を過ぎた頃からトイレに行く回数が増え、ついにはトイレから出られなくなってしまいました。余りにトイレを使用出来ないことからでしようか?車掌さんがノックをし「大丈夫ですか?」と声を掛けて下さいました。「大丈夫です。どうも食あたりをしたようです。」と答えました。お陰様で塩尻駅に着く時には、下痢も収まり無事高山に帰ることが出来ました。

この頃東京からの帰りは、夜の11時を過ぎ、真っ暗な対向車もない安房峠の山道を少し心細い思いをしながら帰りました。この安房峠中部縦貫道の一部として「安房トンネル」が開通し便利になりました。

経営コンサルタントという夢を見て、安房峠を超え「特急あずさ号」で東京へ行った懐かしい日々が今も瞼に浮かんできます。

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当時乗った「特急あずさ号」です。ネットから借用しました。