「素晴らしい桜並木に感動!」

『昨日の土曜日は岐阜県関市武芸川町の寺尾ヶ原千本桜へ行って来ました。午前中は暑くなく、寒くなく良い天気に恵まれ、1キロにわたる桜並木は満開で沢山の花見客でいっぱいした。このような素晴らしい桜並木を見るのは本当に久しぶりで感動しました。

この桜を見ると今は亡き父を思い出します。42歳の時、原因不明の病気で失明した父は、それまで地元飛騨市神岡町津島神社の神饌係などを歴任し、この神社には深い思い入れがあったようです。特に5月3日・4日の例祭に咲く神社のしだれ桜は本当に楽しみにしていて「おい!神社の桜は咲いたか?」とお祭りの頃になると必ず聞きました。私や母が「今年もきれい咲いたよ」と言いますと、父は神社の方向に向かい手を合わせていました。父はこの津島神社のしだれ桜を目の中に、焼きつけていたのだと思います。

これから桜前線は北へ北へと上がって行きます。高山市内はまだ桜は咲いていませんが、14日・15日の春の高山祭には桜が咲き、この桜に見守られて赤い中橋を、着飾った屋台が行列する姿は正に時代絵巻です。そして父が楽しみにしていた、津島神社のしだれ桜もお祭りには咲き、五穀豊穣を祝って年に一度の例祭が、良い天気に恵まれ盛大に行われることを願っております。今年も素晴らしい桜を見ることができ心から感謝しております。』