「大相撲の世界から人生の厳しさを学ぶ」

『大相撲初場所において大関千代大海が引退しました。千代大海の引退から、いかに勝負の世界が厳しいかを改めて学ぶことが出来ました。この千代大海引退会見の記事を、中日スポーツ新聞で読んで感動しました。その記事の内容は次の通りです。「千代大海らしい引退会見だった。冒頭のあいさつで目を潤ませた。ただそれは、全力を出し尽くした後のさわやかな涙のように見えた。「親孝行するのが目標だった。おふくろに、“いい夢見させてもらった、ありがとう”と声をかけてもらった」3歳で父を亡くし、小学5年生まで女手一つで育ててくれた母・美恵さんへの恩返し。入門を考えている子どもたちだけでなく、すべての子どもたちに向けこう呼びかけた。「(親孝行だけじゃなく)1つ目標を持てば人生変わることもある。経験上、伝えられるのはそういうこと」……」と。

 いかに大相撲の世界が厳しいかを私は想像することしか出来ませんが、人生は全て勝負の世界であるのではないかと思います。その人生の勝負の相手は自分自身です。昨年暮れ、友人の知人から「私の次男坊が花籠部屋に入門しました。まだ、17歳ですが、この大相撲の世界でどこまで勝ち残っていけるか分かりませんが、横綱を目指して頑張って欲しいと願っております。」現実には想像を絶するような厳しい勝負の世界が待ちかまえています。大相撲の世界だけでなく、生きていくということは全ての世界が勝負の世界であるということをしっかりと自覚し、千代大海のようにお母さんの夢を叶えていただきたいと思います。』