「人間は思い悩むサル?」

『先日の中日新聞の中日春秋にこんなことが載っていました。「チンパンジーは、人間に最も近いといわれる動物である。近刊の京都大霊長類研究所編著「新しい霊長類学」によれば、ゲノム(全遺伝情報)も実に98.8%までが一緒だ▼喜怒哀楽の感情も同じなら、一定程度、他者に共感も協力もし、あまつさえ、他者をだますことさえあるという。もうほとんど人間だが、その知性の最大の違いは、<「想像する」能力>ではないかと同所は言う。」

私たち人間は、過去を振り返り、未来を夢を見ることで、チンパンジーの世界にはない、想像するという世界を作り上げました。この過去を振り返り、未来を夢見ることで、色々な技術開発が進み、私達にとっては、住みやすい環境となりました。しかし、それが本当に幸せな、世界を生み出したのでしょうか。まだ不幸にも、先進国・発展途上国などと、貧富の差を生み出しています。そして各地では、内乱が続き、自爆テロなどが、休みなく発生しています。

果たして私達人間は、チンパンジー以上に幸せになれるのでしょうか。私達の過去の経験知を生かし、それを未来に生かすことは本当に出来るのでしょうか。過去を振り返り、本当の幸せとは何か?を真剣に考える時が、来ているのではないかと考えます。』