「人生は出会いで決まる」第17回

『平成7年5月頃からライン長・サブライン長を中心とした、約50名で管理者研修を開始しました。同時に経営者研修も開始しました。管理者研修は毎月1回、朝8時から午後1時までとし、この研修が終われば近くのレストランで食事をしました。多くの参加者はこの食事を楽しみにして、研修に参加していた節もあります。

しかしこの飴と鞭方式研修が意外と大きな効果を上げました。同時に表彰制度を導入し、3ヶ月単位で「目標達成率・不良率」で判定し、達成ラインごとに報奨金を出しました。又逆にワースト3位以内のライン長は、降格と云う厳しい処分も行いました。このように飴と鞭方式は大きな効果を上げました。この頃の社員の月収は3千円ですから、もうライン長は目の色を変えて仕事をしました。このような飴と鞭方式は日本では決して出来ませんが、果たして今の中国でも出来るのか?10数年前だったから出来たのかも知れません。

経営者研修はホテルの私の部屋からベットを出し、会議用のテーブルと椅子を用意し、月1回1日行いました。このホテルは南通市一番の有名なホテルで、地元の人はこのホテルに泊まるのが夢でした。このようなホテルで研修を行うのですから効果は大変高いものでした。』