はぐれコキリコ

昨夜は京都から帰った友人と久しぶりに酒を飲み歌いました。私は亡き友人が好きだった「はぐれコキリコ」を歌いました。
この歌は友人が癌で意識が無くなっても「はぐれコキリコ」を歌うと子守唄を聴くように穏やかな顔になり、癌の苦しみが何処かに消えて行くようでした。しかし歌詞をしっかり覚えていなかったことから、一番と二番、三番が入り組んだりと、今思えば赤面の至りです。しかしそれでも私の歌を聴きながら、安らかに眠る友人の顔を見ると最後は安らかにと願い精一杯歌いました。
この「はぐれコキリコ」を歌うと看病をした懐かしい日々が走馬灯の如く思い出されます。人生は出会いがあれば、別れがあり、私達はこの繰り返しの中で日々生きています。そして歌は私達に生きる力を与えてくれます。
昨夜は「南部蝉しぐれ」も歌いましたが、若き日の民謡歌手に憧れた日々が又懐かしく思い出されました。
「人生は 歌に救われ 歩む日々」