「同郷先人の魂に触れて」

swnm82011-10-12

 10月10日に比叡山延暦寺大原三千院に旅したことを書きましたが、今日はその大原三千院のお庭についてです。この大原三千院にお参りして、聚碧園(しゅうへきえん)・有清園のお庭を拝見したとき、吸い込まれるような感じを受けました。そして一日中、このお庭の前で座っていたい気持ちになりました。抹茶がありましたので頂きましたが、その味はお庭と一つになり、本当に味わい深く身体の中にしみわたりました。

 その感動の抹茶を頂いた後、三千院の案内パンフレットを開くと聚碧園・有清園は茶人金森宗和の修築とあり本当に驚きました。この金森宗和は江戸時代はじめに飛騨の領主となった金森長近の孫です。この金森宗和は茶人として有名ですが、飛騨では料理の面でも有名で高山の料亭では今も宗和流として料理が出されております。茶道と庭は一体のものであり、金森宗和が聚碧園・有清園を修築されても、不思議ではありませんが、この庭を拝観して吸い込まれるような感動を受けたのは先人の魂を感じたのでしょうか。今回は素晴らしい先人との出会いの旅となりました。

 この写真は私が撮りましたが、沢山の参拝客でお庭はいっぱいでしたが、この写真には人影はないのに驚きました。