「日本人はあばら屋に?:初詣が日本人の心の古里」第一回

swnm82011-09-04

 「日本人はあばら屋に?」こんなことを言うと「何に誰があばら屋に住んでいるんだ!」とお叱りを受けそうですが、住宅のことを言っているのでありません。このあばら屋とは私が考えている「樽式衣食住活性化法」の住のことです。

 ではこの「樽式衣食住活性化法」とは何を言っているのでしょうか?。まず樽式衣食住活性化の概要を説明します。

 まず「衣」です。この衣は寒さを防ぐと共にファション性を楽しむための、人間だけしか用いない物です。これを「文化」としました。

 次に「食」ですが、全ての生物は食べ物を得て生きています。人間も同様に食べ物がなくては生きて行けません。このことから食べ物を得る活動を食とし「経済」としました。

 では 3つ目の「住」とはなんでしょうか?。この住とは雨露をしのぐために鳥類も動物もつくる巣です。この巣は人間では住宅です。この住宅を「政治」としました。

 では具体的に「樽式衣食住活性化法」の衣食住を一つづつ説明します。まず「衣」文化ですが、ご承知の通り東日本大震災で日本の文化の高さは立証され、改めて日本文化の素晴らしさが世界中に認められました。私はこの文化は「ソフト面」とハード面」の2つがあると考えます。

 今回、東日本大震災で世界から認められた日本文化は、このソフト面の心の文化です。この心の文化の骨格を成すのが、宗教であると考えます。日本は神道・仏教など沢山の宗教があり、元旦には宗教心が薄いと思われる若い人も着飾って初詣に出掛けます。

 このように国民の多くが神道・仏教など、信ずる宗教に関係なく元旦には初詣に氏神様など神社へお詣りに行きます。この日本人の八百万の神々への信仰心が、今回の東日本大震災で世界が注目した日本文化の基礎になっていると考えます。

 私も岐阜の事務所には神棚を祀り、朝必ずお詣りをします。又高山の自宅に帰れば神棚にお詣りします。仏壇では朝、重誓偈(じゅうせいげ)などのお経をお勤めします。この神棚・仏壇へのお詣りをしないと一日何か心が落ち着かないから不思議です。正に日本人の心の文化はこの宗教にあると考えます。