「どこで話が出るのやら」

『大晦日スーパー銭湯に行きました。私は「家の風呂に入ろうよ」と言いましたが長女は「家の風呂は寒いから」と言い、スーパー銭湯に行くことにしました。そしてそのスーパー銭湯にてスナックでたまに会う人と出会い挨拶をしました。その出会いが笑い話を生み出したのです。スーパー銭湯から帰る車の中で長女が「お父さん、男性の脱衣場からお父さんの話が聞こえてきたよ。私、最初は誰の話かと思ったんだけど話を聴いているとお父さんの話だと分かったの。その内容はお父さんの歌の話よ。その方がお友達の方と話しをしてみえ「今出て行かれた方はスナックで会う方です。この方はテレビの画面も見ずに長い歌を歌われます。その歌を聴いて最初は私もビックリしました。」「では、その方の歌は上手いの?」「上手いよ。しかし、その歌が長くて終わったかと思うとまだ続くの。」この話を聴いて長女は「お父さん、その歌はなんていう歌?」「四十七士を歌った元禄名槍譜俵星玄蕃だよ。約10分かかるんだ。」「お父さん、そんな長い歌はスナックで歌ってはダメ。そんな長い歌はカラオケボックスで歌うもの。」と、長女から注意を受けました。

この長篇歌謡浪曲元禄名槍譜俵星玄蕃は約1年前、第一興商のカラオケランキングで2300人有余の中で一番になったことがあります。しかし、それ以降歌っても50番以内ばかりです。その最大の理由はランキングを気にして歌い、力が入ることが原因だと思います。その他に元禄花の兄弟赤垣源蔵、豪商一代紀伊国屋文左衛門等を歌っていますが、今後は長女の注意に従い、なるべくお客様が少ないときやカラオケが長い間歌われない時等に、この長篇歌謡浪曲を歌いたいと思っています。』