列車の旅 3.馬の背

今まで列車に一番長い距離で、一番長く乗っていたのは仙台駅から大分駅までです。この時は仙台で仕事をし、翌朝、仙台空港から羽田空港経由で大分空港に行き、大分市で仕事をする予定でした。しかし仙台空港が雪のため閉鎖され、東北新幹線で行くことにしましたが、これが地獄の始まりでした。

朝7時に仙台駅で東北新幹線に乗りましたが、雪のために遅れ、東京駅で東海道新幹線に乗りましたが、これが又米原付近の大雪で大幅に遅れました。大阪駅から山陽新幹線乗りましたが、東海道新幹線の遅れから、山陽新幹線も遅れ博多駅に着いたのは午後8時を過ぎていました。博多駅からは鹿児島本線に乗り大分駅に着いたのは夜の10時を過ぎていました。この時、新幹線に乗っていた延べ時間は13時間余りにもなります。

こんなに長い間新幹線に乗っていたのは初めてですが、良いこともありました。それは素晴らしい閃きがあったからです。この閃きは「馬の背・枕・トイレ」と言われますが、この新幹線の中は正に「馬の背」でした。長い間考えていた「企業風土診断」12項目が閃いたのです。直ぐにその内容をまとめ、項目一つ一つの内容を作り上げました。この新幹線の遅れのお陰で「企業風土診断」が完成したと言っても過言ではありません。

何事もマイナス思考で考えるのではなく、起きたことは事実として受け止め、プラス思考で考えることで、思わぬ「閃き」が起きることを改めて思い知りました。

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ネットから借用しました。