山登り ( 17 ) 熊蜂

松倉城本丸跡や岐阜城によく登りますが、この本丸には、真っ黒で大きな体をした「熊蜂」がいます。時には縄張り争いをしているようで、激しく威嚇し合っています。

この「熊蜂」を見ていますと、松倉城城主であった三木頼綱や岐阜城城主斎藤道三などの時代に戦った武将が、今もお城を守ろうと「熊蜂」に生まれ変わり、お城の警護を担当しているのでしょうか?そんな気がしてなりません。

子供の頃「蜂」の巣見つけて、ちょっかいをかけ、刺されて痛い目に遭いました。泣きながら帰ると、母が「チンチンを出せ」と言われ、しつこをすると「よし!このしつこを付ければ直ぐに治る」と言われました。不思議なことに、このしつこがよく効いて、腫れも引きました。薬が無かった時代の懐かしい思い出です。

こんな事を思い出しながら「熊蜂」を見ていますと、小さな子供が、棒で「熊蜂」を追い回しはじめました。すると「熊蜂」は子供に向かって威嚇して来ました。

「坊や!熊蜂をいじめると怒って刺されるよ」と注意しました。蜂に刺されたことのない子供には、刺された痛さがわからないから「熊蜂」を追い回すのです。知らないとは恐ろしい事です。

素晴らしい大自然の中で、子供達も命の大切さを知り、熊蜂など多くの動植物とともに、共存共栄出来る社会になる事を願うばかりです。

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