人財とは ( 2 ) 人財を育てる3要素

農作物の評価は、大きさや形ではなく、其々の作物が持つ本来の味が、どれだけ発揮されているかで決まります。

その中の一つ「トマト🍅」は、如何に甘いかで決まります。この甘さを決めるのが「土壌と雨量」です。トマトの原産地は、南米ペルーの荒地で雨が降らないアンデス高地です。

30数年間に亘り企業の活性化に取り組んでいますが、この「人財」を育てるには、3つの大きな要素があると考えます。

一つ目が「土壌」です。痩せた土地なとのか、肥えた土地なのかで、作物の育ちは大きく違います。この「土壌」とは企業に於いては「企業風土」です。この「企業風土」を改良することが「活性化」です。

二つ目は「種を撒く時期」です。寒い冬に種を撒いても、芽を出すことはありません。暖かくなった春に撒けば、芽を出し大きく成長して行きます。私は「活性化の依頼があった時が種を撒く時期」と考えています。

三つ目は「種の優劣」です。自然は恐ろしいもので「種の優劣によって決する」と言っても過言ではありません。この「種」とは「従業員」です。

しかし、一般的な企業に於いては、特別優秀な従業員を、必要とするわけではありません。如何に従業員のレベルアップを図るかが決め手になります。

もう一つ大切なことは「従業員の潜在能力を活かすこと」です。人は氷山のように、90%近い「潜在能力」が活かされずにいます。この「潜在能力」を活かす仕組みとすることも、企業発展の大きな決め手になります。

                   続く

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