卒業 36. ISOコンサル開始

すきま風が吹いている所に「ISO」という暖かい春風が吹いて来ました。このホテルでのセミナーは大成功し、一週間で5社から仕事が来ました。

この時の多くのお客様は、建設関係の会社でした。その理由は、この頃、国土交通省公共工事の指名に、ISO9000の認証を取得した企業を優先するとの情報が流れていたからです。

さあ!大変です。これだけ沢山の仕事が来るとは、予想もしませんでしたので、慌てて社員を募集をしました。そして3人を採用しました。

建設関係の仕事は全く素人です。そのために、土木施工管理士の2級のテキストを購入し、勉強することにしました。岐阜市の建設会館で開催された講習会にも参加し勉強しました。そのお陰で、やっと土木施工管理の基礎知識を学ぶことが出来ました。

さあ!本格的に「ISO9000のコンサルを開始」です。このISOの仕事は中々難しく四苦八苦しましたが、何とか、その難題を乗り越え、翌年3月初めに、ホテルで依頼されたお客様が、ISO9000の認証を取得されました。

その後、沢山の建設関係のお客様からの依頼があり、このISOの仕事は、飛騨を超えて東濃地区まで広がりました。

やっとISOコンサルの道が固まって来た時、思わぬ所から研修の依頼が来ました。それは地元の総合病院の事務局長からでした。その研修は看護師をはじめ薬剤師など、医師を除いた幹部職員研修の依頼でした。

全く未知な業界からの依頼です。受けるべきか?悩みましたが、この時も、父の言葉の「出来ることしか与えられない」を思い出し、取り組むことに決めました。

この総合病院での仕事が、不思議なことに又新しい道を拓くことに繋がりました。

    ISO    樽と手を組み  新しき

     道を開きて  夢も広がり

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南天の木に、雪が動物の家族をつくりました。