観光思考 ⑴

新型コロナウイルスの関係で、全国的に観光客が大幅に減少している中で、高山市はホテルの建設ラッシュが続いています。このホテルは主に東京などの都市資本です。何故これだけ都市資本の参加が続くのでしょうか?

それは世界的な「観光思考」の変化にあるのではないかと考えます。その「観光思考」の変化とは「見る・買う観光」から「地域の文化に触れて、味会う滞在型観光」に変わりつつあるからだと考えます。このことから「地域の文化の質」が集客の決め手になると考えます。

この意味で高山市や飛騨地方には、飛鳥時代から続く「匠文化」と祭り屋台に代表される「祭り文化」があります。

飛騨の匠の技は、今も健在ですが、残念ながら建築方法がプレカット方式に変わり、手間と時間を要する「飛騨の匠」が建築する和風の家は大幅に減少しております。

この飛騨の匠の技を、観光客が見学出来る、新しい形の観光施設が必要と考えます。その一つ方法として「過疎化が進み、氏子や檀家の減少で維持が不可能となる神社仏閣を解体し、その解体作業を見学コースとします。この神社仏閣の解体作業を行う事で、飛騨の匠の技が、次の世代に伝承されて行くと考えます。この解体した神社仏閣は「匠の里( 仮称 ) 」に移築し管理することとします。

この様に「地域の文化に触れて、味会う滞在型観光」に変えて行くには、しつかりとした「仕組みづくり」が決め手になります。

             次回に続きます。

   観光は  心を癒す  先人の

    技と生き様  求め集まり

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