昨日は良い天気でしたが、高山の古い町並みは、人通りが全く無く、閑散としていました。こんな光景を見るのは、高山に来て40年になりますが、初めての経験です。
これは高山に限ったことではなく、全国何処の観光地も同じで、この現況を打破する有効な手段は、残念ながら見当たりません。
しかしこの現況を放置すれば、人が住まなくなった家が、時間と共に崩壊して行くように、折角築き上げた全国の有形・無形の財産が、再建不能になります。
この新型コロナウイルスという眼に見えない大軍に勝つには「籠城という戦略しか無い」と考えます。敵は必ず去って行きます。上杉謙信、武田信玄の大軍に攻められても「籠城」し、小田原城を守り抜いた北条氏康などの先人に学び、決して諦めないことです。
この籠城で一番大切なことは、戦が終わった後に、直ぐに立ち直れるように、籠城中に体制を見直し、整えることです。
眼に見えぬ 敵が城下に 忍び寄り
籠城覚悟で 守る他なし
