先日同級生の告別式に行って来ました。そこで懐かしい方言を聞き嬉しくなりました。「おい!下ちゃん。よんべお通夜にお参りしたか?」「おお!お参りしたぞ」
この「よんべ」とは「昨夜」という意味です。この言葉を何十年ぶりに聞きました。お爺ちゃん、お婆ちゃんが「よお聞けよ。よんべなぁ。甚さでなぁ。牛小屋の棒を刺すのが甘かったんやとよ。そしたら朝方牛が逃げ出しおって、川にはまり、大騒ぎしたんやぞ」こんな調子でよく「よんべ」を使いました。
先日テレビで「徳之島の方言」を子供に伝えようとするお父さんを見ました。聞いていましたが、何を言ってもみえるのか?全く判りません。
方言はその地域の文化であり、しっかりと残して行かなければならないと思います。
高山には「方言の本」が発刊されておりますが、この方言は峠一つ越えれば違い、伝承するには中々難しいことですが、残して欲しいと願うばかりです。
よんべなぁ 忘れかけてた 方言に
囲炉裏の煙 瞼濡らして
よんべの里の浦安の舞です。