「やっと飛騨にも若葉芽を吹く春が!」


『4月14日・15日は、日本三大美祭と言われる春の高山祭です。このお祭りは日枝神社様の例祭で、このお祭りが来ると長かった飛騨の冬も終わり、桜が咲き、若葉芽を吹く待ちに待った季節の到来です。

今年は例年と比較していつまでも寒く、時々雪が降ることから、まだ石油ストーブとこたつは必需品です。水道の凍結を防止するためのヒーターも、まだマイナスに下がる日があることから、外すことが出来ないと家内は苦笑しています。今年の気候は少し異常です。

まだ雪が降るのではないか?と心配しますが、昨日やっとスタッドレスタイヤから普通タイヤに交換しました。このタイヤ交換が遅くなるのは、雪道が多い東海北陸道を通り、岐阜から自宅に帰るからです。もう雪が降らないことを祈るばかりです。

これから飛騨は各部落でお祭りが行われますが、飛騨には400数十社の神社があります。このことから、この4月・5月は各地でお祭りのオンパレードです。飛騨には「伊勢神宮系」と「出雲大社系」の流れがあると言われ、その特徴は獅子舞にあります。

伊勢神宮系は「神楽獅子」で、出雲大社系は「金蔵獅子」です。高山市国府町を流れる、三川(寒川)がその境目です。飛騨市古川町の起こし太鼓は、裸男が太鼓に乗るなど大変勇壮なお祭りで金蔵獅子です。一方高山祭は、きらびやかな屋台を引き回す、絢爛豪華なお祭りで神楽獅子です。正に静と動とも言える伊勢神宮系と出雲大社系のお祭りです。今年も、春の訪れを祝い、良き年になることを願い、過疎化の波に喘ぎながらも、お祭りは盛大に行われています。』