「ISO14001環境マネジメントシステム開始」

『この2月からISO14001(環境マネジメントシステム)のコンサルティングを初めて開始することになりました。私は今から数年前、環境マネジメントシステムの審査員の資格を取得しましたが、今日までその資格を生かすことは出来ませんでした。今回、初めて環境マネジメントシステムの認証取得依頼を受け、取り組むことにいたしました。今時代は国の内外を問わず、“環境!環境!”の嵐です。この環境の問題を解決しなければ、企業活動を効率的に進めることが出来ない。特にEU等に輸出する製品は環境マネジメントシステムの取得が条件になる等、そんな時代を迎えております。この環境問題は1980年代後半から地球温暖化オゾン層の破壊・酸性雨熱帯雨林の減少など、地球規模での環境問題が取り沙汰され、世界的に環境問題の意識が高まってきました。

今後も地球規模で持続的に発展を続けるためには、これまでのように、資源の大量消費・大量廃棄型の社会のシステムを見直し、内面、外面から限りのある資源の有効活用や、再利用、環境への負荷の低減を進めることが急務となっています。このことは企業活動にも大きな影響を及ぼしています。

 地球環境を世界的規模で量的規制を設定し、それを各国が遵守することは、経済事情、公害技術などのレベルに差があり、現段階では困難な状況です。そのような背景のもと、企業自らの意志で取り組める環境管理の仕組みを規格化したものがISO14001品質マネジメントシステムです。

 平成4年にブラジル・リオデジャネイロで「地球サミット」が開催され、国際規格作成の必要性について提言がされたこともあり、国際規格としての動きが急速に高まり、平成8年9月にISO14001規格等が発行され、わが国では同年10月に国内規格化されました。当社においてもこのISO14001を大きな柱として育て上げていきたいと考えております。』