昨日の午後、岐阜からの帰り、東海北陸道郡上八幡から大和インターの間で、2つの「虹」を見ました。残念ながら車を運転中でしたので、写真を撮ることはできませんでしたが、一日に2つの「虹」を見たのは初めてです。

昨日は岐阜は快晴でしたが、美並インターを過ぎると霧雨が降り出し、そこに陽が刺して来ました。その陽が「虹」を呼んだのです。最初の「虹」に驚き、暫く走りトンネルを出ると、又「虹」が出ています。まさか2つの「虹」が見えるとは、夢にも思っていませんでしたので、腰を抜かす程驚きました。

この「虹」には色々な思い出があります。こんな「思い出多き虹」を、短時間に2つも見えるとは驚きです。

「虹は福を呼ぶ龍神様の化身」と言われます。この「虹」が新型コロナウイルス終結させる「新薬開発」の大きな力になることを願っております。

   七色の  虹が輝き  福を呼び

    2つの虹が  夫婦虹かと

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識字率

先日、本を読んでいますと、江戸時代後期、ロンドンの人口は86万人、パリの人口は56万人に対し「江戸」は100万で、世界一の大都市であったことを知りました。

又驚いたことは「識字率」の高さです。この時代のヨーロッパの国々の「識字率」は、ロンドンが30%、パリが10%に対し、江戸は80%と言われますので、これは本当に驚くような数値です。

こんな高い知識率がどうして生まれたのでしょうか?それは参勤交代で、識字率の高い武士が多くいたことと、一般住民も寺子屋などで、読み書きを習っていたことです。江戸以外でも識字率は50%を超えていたと言われます。

このように日本が高い識字率を維持できたのは、寺子屋などの読み書きを学ぶ「仕組み」が確立されていたことです。

日本が「G7」の一員として、世界を動かすことが出来るのは、この江戸時代の識字率の高さがあってこそと思われます。

   読み書きが  心と心  繋ぐ糸

    世界の人と  話す夢見て

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弘前公園で撮りました。

玄米

病院を退院してから、飛鳥時代にタイムスリップした「墨壺」にトライし、「玄米」を食べ始めました。「一回に30回噛むと良い」と言われますが、この「玄米」を食べ始めてから、一口の噛む回数は80回を超えるようになりました。そして食事時間は3倍掛かるようになりました。

今まで家内からは「はや!ご飯を食べたの」と言われるほど、ご飯をかき込んでいました。今は私の方が遅くまで食べています。この「玄米」のお陰で、何でもよく噛んで食べるようになりました。

残念なことは「玄米」はお茶漬けが出来ないことです。何故なら、「玄米」をお茶漬けにして食べると、噛まないために胃が悪くなることです。

改めて食事はよく噛み、味わって食べることの大切さを、この「玄米」から学びました。

   よく噛むと 飛鳥の声が こだまして

     笑顔溢れて  病吹き飛び

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墨壺 ⑼ お正月

お正月がやって来ました。女衆は朝早くから、お雑煮やおせちの準備で、てんてこ舞い舞をしています。昨夜も沢山の雪が積もり、雪は降り続いています。男衆は、かんじきやバンバを使って、家の周りや道の雪掻きに大忙しです。

やっと、ひと段落すると、お爺ちゃんは神棚の前で、祝詞を上げ、皆んな頭下げてお詣りをしました。お爺ちゃんが正座に座り「新年おめでとう。今年も皆んな元気で、良い年となることを願うておる。さあ!ご飯をいただこう」皆んな大きな声で「おめでとうございます。いただきます!」と言い、皆んなでおせちやお雑煮をいただき、どぶろくも出て、男衆は皆んな美味そうに呑んでいます。

「お父さん!お雑煮のお餅が白くないわ。少し黄色い感じよ」「お母さん!この頃は、餅米は大変貴重なお米だったの。だからヒエや粟を混ぜて杵で突き、餅にして食べたのさ。お母さん!清助さんが神棚に、おせちとお雑煮を供えてくれたよ。指矩さん、手斧さん!頂こう」「まぁ!美味しいわ。お父さん!どぶろくもあるわよ。さあどうぞ」「お母さんに注いて貰うと又一段と旨くなるね」「そう。嬉しいわ。沢山呑んで下さい」「指矩さん、手斧さんもどうぞ」

こんな会話をしていると、お爺ちゃんが正座をしました。何か大切なお話があるようです。お父さんも私も、どんな話があるのか?少し緊張して聞いていますと。「皆んなよく聞いてくれ。今年の秋の獲り入れが終われば、飛鳥の都へ普請に行かんならん。そしてもう一つは、杉崎の御大尽から、菩提寺建立の話が来た。見たこともない大きなお寺様で、何か都に建つ「法隆寺様」というお寺様にそっくりだそうだ。これから高山や国分・古川の御大尽が、皆んな菩提寺を建てられるとの話がある。俺にも仏教とは何か分からんが、有難い仏様をお祀りするお寺様だそうだ。清助!お前はこらから、沢山のお寺様を建てることになるだろう。こんな光栄なことはない。よいか!心してかかれよ」「お父さん!清助さんの身体が少し震えているわ!」「それはそうだよ。誰も見たことのない、大きなお寺様を建てるのだから」

7世紀後半から8世紀中頃にかけて、飛騨では飛鳥の都を彷彿させるような寺院が、17ヶ寺も建っていました。その伽藍は法隆寺を小さくしたような伽藍で、その内の15ヶ寺が高山盆地に3ヶ寺、国分・古川盆地に12ヶ寺が建つていました。

「お父さん!凄い数のお寺様ね。誰がこんなお寺様を建てるお金を出したの。そしてこれを建てる建築技術を、お爺ちゃん達は持っていたの?」「お母さんさん!良い質問。まずこのお寺様を建てるお金だけれど、この頃の飛騨には、金山や銀山などの鉱山が沢山あり、又檜、楢・橅などの原生林が有って、それを元手に御大尽が、古墳や菩提寺をつくったのさ。もう一つ、何故「飛騨の匠」が、都の建築技術に負けないような、技術を持っていたのか?その技術力をどのように取得したのか?それはお父さんにも分からないんだ。その技術力が都で評判になり「飛騨の匠」という称号をいただけたのだから凄いね」「本当!これから清助さんの活躍が楽しみね」

そんな話をしていると、お父さんはどぶろくが回り、うとうととして来ました。私とお父さんは、朝から抱き合って休みました。

万葉集の飛騨の匠を歌った歌です。

   かにかくに 物は思わじ 飛騨人の 

     打つ墨縄の  ただ一道に

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杉崎廃寺伽藍復元想像図です。こんな大きな伽藍が、飛鳥時代には15ヶ寺も高山市飛騨市にあったとは驚きです。

お彼岸

「暑い寒いも彼岸まで」と言われますが、この「お彼岸」を迎えると、梅や桜などの花々が咲き、若葉が芽を吹く頃になります。

今年の冬は暖冬で、高山では一回も雪掻きをすることはありませんでした。こんな年は初めてのことです。

「お彼岸」と言えば、墓参りですが、昨日は雨混じりに雪が降り、寒い一日でしたので、今朝お墓参りに行って来ました。

今日は良い天気で、予報では高山で最高気温が16度となります。大変暖かい日となり、墓参りには最高の日和です。

お墓に手を合わせ、父や母のご冥福と家族が健康で、新型コロナウイルスも収まり、良き日々を送れることをお祈りして来ました。

   お彼岸の 陽射しを受けて 墓参り

    墓地には何処も 花咲き乱れ

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那覇市で撮りました。

津波

今朝は「津波」が閃きました。この「津波」には、地震や台風などが引き起こす「天災による津波」と、今回の世界を震撼させている新型コロナウイルスによる「人災による津波」があります。このように「津波」は、ハード、ソフトの両面で、私達の生活に大きな影響を与えています。

「天災による津波」は短期で地域が限定され、被害も限定的です。しかし今回の新型コロナウイルスのような「人災による津波」は、長期間で広範囲になり、被害は世界経済を長期に亘り、停滞させるような影響を与えます。

「天災の津波」はいつ起きるか分かりません。「人災の津波」もいつ起きるか分かりませんが、この「人災の津波」は、防ぐことが出来ると言うことです。それを防ぐには「政治・経済・文化の仕組み」などの「仕組み」をしっかりと見直すことです。

過去に沢山の伝染病が発生し、世界を震撼させていながら、まだそれを防ぐ仕組みが、出来ないことに、苛立ちを感じずにはいられません。

国を守ると同時に、自然を守ることの重要性に気づき、平和な世界を築く「仕組み」が出来ることを願うばかりです。

   人災は  人の心が  つくり出し

    仕組み変えねば  再三再四

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戸田温泉で撮りました。

筋肉

昨日はリハビリで嬉しいことがありました。それは担当の理学療法士の先生から「骨折した左脚の筋肉が、右脚と同じように回復しました」と言われたことです。こんなに早く左右の筋肉が、同等になるとは驚きです。

今回筋肉が如何に大切かを思い知りました。この筋肉は、関節などの軟骨を守るためには、必要不可欠です。歳を重ね、この筋肉が不足して来ると、軟骨も減少し、骨と骨とが直接当たり、関節痛などを発病することになります。

ネットで、右脚を鍛えることで、骨折した左脚の筋肉の減少が防げると載っていました。何故そうなるのか?は、医学的には解明されていないとのことです。

このことを知り右脚の筋トレに励みました。こんなに早く、左右の筋肉が同等になったのは、その効果でしょうか?

又上半身を鍛えることで、身体全体の筋肉が付くことも、今回の筋トレで実感しました。

改めて健康を維持するには、筋肉を鍛えることが、如何に大切かを思い知りました。

   筋肉は 伸びて縮んで 休みなく

    姿勢を保ち  痛み防ぎて

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高山市のアルプス公園から乗鞍岳を撮りました。